top of page

【相続】相続放棄でしてはいけないこと|財産に手をつけると放棄できない?

2023年7月5日
読了時間: 2分

更新日:1 時間前

相続が発生したものの被相続人(故人)に負債(借金)があり、それが積極財産(プラスの財産)を上回る場合など、相続放棄を検討することになります。

 この場合に「相続財産の全部又は一部を処分したとき」(民法921条1項)は、単純承認したものとみなされ、相続放棄できなくなります。

具体的には以下のような行為があれば「処分」に該当するといわれていますので、ご留意ください。

・ 遺産分割協議

・ 権利行使

例:売掛金債権の取立、賃借権確認請求の訴訟提起、株主権の行使・賃料受領口座の指定替え

・ 債務の履行

 例:遺産による相続債務の代物弁済や弁済

・ 一般経済価値を有する物についての形見分け

 ※ 衣類全ての持ち去りは形見分けを超えるとされた例があります


他方、以下は該当しないとされています。ただし、相続債権者などから相続放棄の無効を主張されたりするリスクを回避する観点からは、何もしない、のが無難といえます。

 個別具体的判断に迷う場合などは弁護士へ事前にご相談ください。

・ 保存行為と短期賃貸借(民法921条1項但し書き)

・ 遺体や身回品、所持金の受領

・ 故人の道具類の無償貸与

・ 遺産から葬式費用、火葬費用、治療費、仏壇・墓石の購入費用を支払うこと

 ※ 身分相応の範囲に限ります

・ 交換価値がない物、多額遺産中の僅かな物の形見分け



最新記事

すべて表示
【離婚】有責権利者からの婚姻費用請求

浮気をした上、子を連れて別居した配偶者から生活費(婚姻費用)の請求を受けた場合、応じなければいけないのでしょうか?  実務では、別居又は婚姻関係破綻の原因が、専ら又は主として権利者にある場合、権利濫用や信義則を根拠として、権利者の生活費に係る婚姻費用分担請求は許されません。  ただし、権利者と同居している未成熟子の養育費相当部分に限っては、有責権利者からの請求であっても認められます。子に責任はあり

 
 
 
【離婚】離婚と子の氏

子のいる夫婦が離婚しても、それだけで子の氏に変更はありません。  例えば、婚姻で夫の氏を称していた夫婦が離婚し、妻(母親)が旧姓に復氏した場合でも、子は夫(父親)の戸籍に残り、子の氏は父親の氏のままです。  この点は、子の親権者が妻(母親)と定められた場合でも同じです。  このような場合に、子の氏を母親と同じに変更し、母親の戸籍へ入籍するには、家庭裁判所へ申立てをして「子の氏の変更の許可」を得た上

 
 
 
【離婚】法定離婚事由とは|裁判で離婚が認められる4つの理由

配偶者から一方的に「離婚する」と言われたら、拒んでも離婚せざるを得ないのでしょうか?  離婚について当事者間で協議がまとまらない場合、離婚を望む配偶者による離婚調停の申立てが予想されます。しかし、調停もあくまで話し合いですから、あなたがあくまで離婚を拒めば調停は不成立で終了します。その場合、離婚の訴えが予想されますが、裁判で離婚するには離婚事由が認められる必要があります。  離婚事由は以下のとおり

 
 
 

コメント


© 2019 京都やましろ法律事務所 京都府宇治市広野町西裏97番地5商弘ビル4階

  • Facebook
bottom of page